数学が苦手な人のための基礎固め勉強法|つまずき特定と対策
数学が苦手だと感じている場合、多くは今の単元だけでなく、もっと前の単元でのつまずきが積み重なっていることが原因です。応用問題から始めるのではなく、どこでつまずいたかを見つけて、そこから固め直すことが遠回りに見えて実は最短ルートになります。
つまずきポイントを特定する
学年をさかのぼって確認する
今の学年の教科書だけでなく、1〜2学年前の教科書の例題を実際に解いてみて、どこから解けなくなるかを確認します。中学数学でつまずいている場合、高校の内容をいくら勉強しても土台がないため定着しにくくなります。
よくあるつまずきの連鎖
- 分数の計算(通分・約分)でつまずく → 方程式の計算でミスが増える
- 正負の数の計算でつまずく → 文字式の展開・因数分解でミスが増える
- 一次関数の理解が浅い → 二次関数、三角関数のグラフ理解でつまずく
自分がどの段階でつまずいたかを特定できれば、そこまで戻って学習をやり直すことで、以降の単元の理解も一気に進みやすくなります。
基礎固めの進め方
教科書レベルの例題を完璧にする
いきなり問題集の応用問題に取り組むのではなく、教科書に載っている例題を、解説を見なくても自力で解けるようになるまで繰り返します。基礎的な例題を確実に解けることが、応用問題を解くための前提条件です。
1つの単元を狭く深く
複数の単元を同時に進めるのではなく、1つの単元を完全に理解してから次に進むことをおすすめします。理解が曖昧なまま先に進むと、後の単元でも同じつまずきを繰り返すことになります。
「なぜそうなるのか」を確認する
公式を暗記するだけでなく、なぜその公式が成り立つのかを一度は自分で確認しておくと、公式を忘れたときにも自力で思い出しやすくなります。ただし、苦手意識が強い段階では、まず公式を正しく使えるようになることを優先し、導出の理解は余裕が出てから取り組むのでも構いません。
学習を続けるための工夫
小さな成功体験を積む
急に難しい問題に挑戦すると、できないことが続いて自信を失いやすくなります。確実に解ける難易度の問題から始めて、「わかった」「解けた」という経験を積み重ねることが、数学への苦手意識を和らげる第一歩です。
間違いノートを作る
間違えた問題を、なぜ間違えたのか(計算ミス、公式の勘違い、問題文の読み間違いなど)とあわせてノートに記録します。自分がどんなパターンで間違えやすいかが見えてくると、同じミスを防ぎやすくなります。
人に聞ける環境を作る
自分だけで考え込んでわからないままにするより、先生や塾の講師、友人に質問できる環境を作っておくことで、つまずきを長引かせずに済みます。
まとめ
数学が苦手な場合の基礎固めは、まず自分がどの単元・どの段階でつまずいたかを特定することから始まります。学年をさかのぼってでも教科書レベルの例題を確実に解けるようにし、1つの単元を完全に理解してから次に進むことで、遠回りに見えても結果的に最も効率よく実力を伸ばせます。