琴古主(ことふるぬし)とは|鳥山石燕が描いた古琴の付喪神
琴古主は長年使われた琴が魂を得た付喪神で、鳥山石燕「百器徒然袋」に描かれています。琵琶牧牧など他の楽器の妖怪との比較や、平安貴族の教養であった琴の歴史、名器には魂が宿るという信仰を詳しく解説します。
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琴古主は長年使われた琴が魂を得た付喪神で、鳥山石燕「百器徒然袋」に描かれています。琵琶牧牧など他の楽器の妖怪との比較や、平安貴族の教養であった琴の歴史、名器には魂が宿るという信仰を詳しく解説します。
小袖の手は古い着物の袖口から白い手が伸び出すとされる付喪神で、鳥山石燕「百器徒然袋」に描かれています。形見の着物に宿る持ち主の魂という信仰や、一反木綿など他の衣服の妖怪との違いを解説します。
鎌鼬は突風とともに現れ、痛みも出血もなく鋭い切り傷だけを残すとされる妖怪です。三匹一組で役割分担するという伝承や新潟・長野に多い言い伝え、真空説や皮膚の乾燥説など科学的な考察を詳しく紹介します。
絡新婦は美しい女性に化けて男を誘い、鋼のように強靭な糸で絡めとるとされる蜘蛛の妖怪です。静岡県の浄蓮の滝や奈良県吉野に伝わる伝説、女郎蜘蛛という実在の蜘蛛との関係、土蜘蛛との違いを詳しく解説します。
一反木綿は白い布が空を飛んで人の顔に巻きつき窒息させるとされる妖怪で、鹿児島県大隅半島が伝承の中心地です。霧や靄の誤認とする正体考察や、「ゲゲゲの鬼太郎」で人気キャラクターへと変化した経緯を解説します。
一本だたらは紀伊半島の山岳地帯に伝わる一つ目一本足の妖怪です。「果ての二十日」に山を徘徊するとされる伝承や、鍛冶の神・天目一箇神やたたら製鉄との関連を通じて、山岳信仰との結びつきを解説します。
人魂は人の死の前後に体を離れて漂うとされる青白い光の玉の怪異です。墓地や病院近くでの目撃談、鬼火や狐火、不知火との違い、リンの自然発火やメタンガスなど科学的な正体の考察を通じて、日本人の死生観を解説します。
二口女は後頭部にもう一つの口を持ち、髪の毛が蛇のように動いて食べ物を運ぶとされる妖怪です。継子いじめから生まれたとする福島県の伝説や竹原春泉斎「絵本百物語」の描写、昔話「飯食わぬ女房」との類似を解説します。
泥田坊は夜の田んぼに現れ「田を返せ、田を返せ」と叫ぶ妖怪です。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」に描かれた一つ目三本指の姿や、先祖が苦労して開墾した田を子孫が売り払った恨みという由来、土地への執着を解説します。
小豆洗いは川辺で「ショキショキ」と小豆を洗うような音を立てる姿の見えない妖怪です。「小豆洗おか人取って食おか」という不気味な歌の伝承や、関東・近畿など各地の言い伝え、水音や動物説など正体をめぐる考察を紹介します。
化け草履は使い古された草履に目と口が現れ、夜な夜な家の中を走り回って「カラリン、コロリン」と歌い踊るとされる付喪神です。鳥山石燕「百器徒然袋」の描写や百鬼夜行絵巻との関わり、物を大切にする教えを解説します。
獏は中国から伝わり、悪夢を食べてくれるとされる霊獣です。「獏にあげます」と唱えて悪夢を払う初夢の風習や、宝船の絵の裏に獏を描く習慣、日光東照宮の彫刻に見られる信仰など、日本独自に発展した文化的背景を解説します。