山彦(やまびこ)とは|山にこだまする声の妖怪の伝承を解説
山彦は山中で声を発すると返ってくる反響を引き起こすとされる妖怪で、鳥山石燕は「幽谷響」として描きました。応答すると連れ去られるという呼子の伝説や、木霊との関係、地域ごとの呼び名の違いを詳しく解説します。
鬼火・海坊主など自然現象に関わる妖怪・怪異を紹介します。
山彦は山中で声を発すると返ってくる反響を引き起こすとされる妖怪で、鳥山石燕は「幽谷響」として描きました。応答すると連れ去られるという呼子の伝説や、木霊との関係、地域ごとの呼び名の違いを詳しく解説します。
海坊主は海上に突然現れる坊主頭の巨大な黒い影の妖怪です。「柄杓をくれ」と船に近づく伝承や、北海道松前や駿河湾、紀伊水道など各地の目撃伝説、海難事故で亡くなった者の怨霊とする起源を解説します。
鬼火は夜の闇に浮かぶ正体不明の怪火で、古くから死者の魂の表れとして恐れられてきました。狐火や人魂、不知火との違い、壇ノ浦の平家の火や関ヶ原の鬼火といった伝説、リンの自然発火説などの科学的考察を紹介します。
ぬらりひょんは頭の長い老人の姿で、忙しい家にひょっこり現れ主人のように振る舞うとされる妖怪です。「絵本百物語」の描写や、水木しげるの作品を機に広まった「妖怪の総大将」というイメージの由来を解説します。
木霊は古い樹木に宿るとされる精霊で、平安時代の「和名抄」にも「古多万」として記された古い信仰です。御神木を傷つけると祟りがあるとする伝承や屋久島の巨樹信仰、やまびこ(山彦)との関係を解説します。
山颪は全身に針のような毛を持つ妖怪で、鳥山石燕「百器徒然袋」に描かれています。台所道具のおろし金が妖怪化したとする説と、山から吹き下ろす冷たい風「山おろし」との言葉遊びの関係を詳しく解説します。
輪入道は燃え盛る牛車の車輪に坊主の顔が浮かぶ妖怪で、鳥山石燕「今昔画図続百鬼」に描かれています。「此所勝母の里」の札で退散させる伝承や、火車・片輪車など類似する炎の車の妖怪について解説します。
水虎は中国の文献に由来し、河童の上位種として位置づけられる強力な水の妖怪です。筑後川流域で河童を統率するとされる伝承や、鉄や猿を嫌うという弱点、水害を防ぐための祠での信仰を詳しく解説します。
不知火は九州の有明海・八代海に現れる海上の怪火で、「日本書紀」の景行天皇の記述にもその由来が見られます。龍神の灯火として畏れられた伝承や、蜃気楼や漁火の屈折とする科学的な説明を詳しく解説します。
ぬりかべは夜道で突然前に進めなくなる見えない壁の怪異で、福岡県遠賀郡が伝承の中心地です。柳田國男「妖怪名彙」の記録や地面を棒で払う対処法、水木しげるが姿を与えたキャラクター化の経緯を解説します。
人魂は人の死の前後に体を離れて漂うとされる青白い光の玉の怪異です。墓地や病院近くでの目撃談、鬼火や狐火、不知火との違い、リンの自然発火やメタンガスなど科学的な正体の考察を通じて、日本人の死生観を解説します。
雨降り小僧は笠をかぶり提灯を持つ子どもの姿で雨を降らせるとされる妖怪です。鳥山石燕「今昔画図続百鬼」の描写や、中国の雨師に仕える侍童という位置づけ、日照り坊主との対比、農耕社会での雨乞いとの関わりを解説します。