金利計算早見表と利息の求め方
金利計算の基本は、単利と複利という2つの計算方法を理解することです。同じ元本・同じ金利でも、単利か複利かで将来受け取る利息の額は変わります。本記事では単利・複利の計算式と、実際の数値を使った比較、そして「72の法則」と呼ばれる概算法則を解説します。預金や住宅ローンの実勢金利は時期や金融機関によって変動するため、本記事では特定の金利水準を断定せず、計算の考え方に絞って説明します。
単利と複利の計算式
単利の計算式
単利は、当初の元本にのみ利息がつく計算方法です。
利息 = 元本 × 利率 × 期間
例えば元本100万円を年利1%で運用する場合、1年間の利息は「100万円 × 0.01 × 1年 = 1万円」です。単利では、毎年発生する利息が常に同じ金額になります。
複利の計算式
複利は、発生した利息が元本に組み入れられ、その合計額に対して次の期間の利息がつく計算方法です。
元利合計 = 元本 ×(1 + 利率)^期間
複利では利息がさらに利息を生むため、期間が長くなるほど単利との差が広がっていきます。
単利と複利の差額を計算してみる
元本100万円・年利1%で運用した場合の元利合計を、単利と複利で比較すると次のようになります。
| 経過年数 | 単利の元利合計 | 複利の元利合計 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 1,010,000円 | 1,010,000円 | 0円 |
| 5年 | 1,050,000円 | 1,051,010円 | 1,010円 |
| 10年 | 1,100,000円 | 1,104,622円 | 4,622円 |
10年間の差額は4,622円ほどですが、金利が高くなるほど、また期間が長くなるほど、単利と複利の差は大きく広がります。
72の法則:お金が2倍になる年数の概算
「72の法則」は、複利で運用した元本がおよそ2倍になるまでの年数を、暗算に近い形で求められる概算法則です。
2倍になる年数 ≒ 72 ÷ 金利(%)
例えば年利6%で複利運用した場合、「72 ÷ 6 = 12年」でおよそ2倍になる計算です。実際に元本100万円を年利6%・12年間の複利で運用すると、元利合計は約201万円(100万円 × 1.06の12乗 ≒ 2.01倍)となり、法則の概算とほぼ一致します。この法則はあくまで近似であり、金利が極端に高い場合や低い場合は誤差が大きくなる点に注意してください。
実際の金利水準について
預金金利や住宅ローン金利の実際の数値は、経済情勢や金融機関の商品によって常に変動しており、本記事の執筆時点の水準を断定することはできません。実際に利息を試算する際は、契約先の金融機関が提示する最新の金利を確認したうえで、上記の計算式に当てはめてください。
よくある質問
Q1. 単利と複利、どちらが有利ですか
預金や投資などお金を増やす側の場合は、複利の方が有利です。一方、ローンなど支払う側の立場では、複利の方が総支払額は大きくなります。
Q2. 72の法則はどんな場面で使えますか
複利運用の効果をおおまかに把握したいときに便利です。正確な金額を知りたい場合は、上記の複利計算式(元本 ×(1 + 利率)^期間)で計算してください。
まとめ
単利は「元本 × 利率 × 期間」、複利は「元本 ×(1 + 利率)^期間」という計算式で求められ、期間が長くなるほど複利の効果は大きくなります。72の法則を使えば、金利からお金がおよそ2倍になる年数を素早く概算できます。実際の金利水準は変動するため、試算の際は必ず最新の金利を確認してください。